上司VS部下(アドラー心理学の「課題の分離」について)

タムタムコメディ

「 仕事を辞めること 」を部下が上司に伝える場面

部下
部下

仕事辞めます。今までお世話になりました。

上司
上司

ダメだ!お前を雇ってくれるような場所は他にないぞ!

部下
部下

え、何でそんなことが分かるんですか?

上司
上司

お前にはスキルも才能もない!上司の俺が一番よく知っている。

部下
部下

そうですか~、それはこの先大変かもしれませんね~。心配していただきありがとうござます。

上司
上司

仕事を辞めることは認めんからな

部下
部下

どうぞご自由に。ただ認めてもらわなくても、辞めるか辞めないかを決めるのは私なんで。

上司
上司

今辞めたら、いつまで経っても逃げ続ける人生だぞ!

部下
部下

逃げるってどういうことですか?組織から逃げるってことですか?私は自分の気持ちに嘘をついて、このまま今の仕事を続けることが「逃げる」ということだと思います。今辞めなかったら、それこそ、いつまで経っても逃げる人生だと思います。

上司
上司

たとえしんどくても、任せられた仕事を途中で放棄することが「逃げる」ということだ!

部下
部下

仮にそれが本当の「逃げる」だとして、「逃げる」ことの何が悪いんですか?仕事ってしんどいんですか?あなたは仕事を「しんどい」ものと考えているのですか?それならなぜしんどい仕事を辞めなかったのですか?自分が辞める決断ができなかったからって、部下を同じ道に引きずり込もうとしないでください。

上司
上司

仕事を辞めると、職場に迷惑がかかるだろ!職場にお世話になっているのに辞めたら恩知らずだろ!

部下
部下

お世話になったのは本当に感謝しています。でも恩知らずで構いません。周りに何を思われようが、自分の道を決めるのは周りではなく、自分なんで。

上司
上司

とにかく認めんからな!

部下
部下

どうぞご自由に。

みなさんは、アドラー心理学の「課題の分離」という言葉をご存じでしょうか。

人の考え方や行動を無理やり変えることはできません。

一見、上司と部下のやりとりの中で、部下はかなり恩知らずのように思えます。そして、上司は部下の意見は聞こうとはしていませんが、他人に迷惑がかかることをしっかり理解しており、他人思いな部分もあるのは事実です。

しかし、仕事を辞めるか否かを決めるのは「部下の課題」であって、「上司の課題」ではないのです。つまり、部下がどれだけ恩知らずで、どれだけ世間知らずだろうが、上司は「部下の課題」に介入することは不可能なのです。

部下はそのことをよく理解して発言しているのです。

このような部下の考え方を変えるための「上司の課題」は、部下に「やっぱり今の仕事は辞めたくないな」と思わせるように「仕向ける」ことです。

仕向けた結果、部下がどのように決断するかは、「部下の課題」です。

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