CBDはWHOからも安全性を認められていますが、他の健康製品と比べて市場が新しく、やはり健康被害が心配でなかなか始められないという方も多いです。しかし、日々のストレスの緩和や、アンチエイジング、その他多くの疾患の予防・治療に有効であることが明らかになってきています。
本記事では、健康被害に不安を抱く方でも、CBDを安心して使えるようになるために、CBDには中毒性がないことについて詳しく解説します。
☑ストレスを抱えやすく、CBDを試したいが、大麻のイメージが強く中毒性が怖い
☑一度CBDの接種を始めたら、途中でやめることはできるのか心配
☑CBDに中毒性がないという根拠を知りたい
そもそもなぜCBDは中毒性を心配されるのか
多くの方がCBDの中毒性を心配するのは、CBDの抽出源が大麻であることを知っているからです。
大抵の方は、最初はCBDという言葉になじみがないですが、すぐに大麻の成分であるという事実にまでたどり着きます。そして、大麻は一定の国で使用が禁止されている危険な薬物であるということを、過去の教育・テレビ等の影響で既に知っていたはずです。
大麻には確かに陶酔作用があり、より有害な薬物使用の入口になりやすいと言われています。日本では違法薬物の使用が禁止されており、薬物乱用の危険性についてはしっかり教えられています。嫌というほど薬物の危険性を教育課程で教わっているため、陶酔作用のある大麻から抽出されるCBDは当然有害であり、「絶対に手を出してはダメ」と考えてしまうというわけです。
大麻の中毒性をもたらす成分はCBDではなくTHCである
CBDの中毒性を考えるには、大麻の中毒性を考えるのではなく、成分そのものの中毒性を考える必要があります。しかし、まずその前に「中毒」の意味を整理しておきましょう。辞書には中毒とは次のように定義されています。
中毒とはある種の物質を体内に摂取することにより機能障害をひき起こすこと
この意味から考えると、私たちの体は、大麻に含まれる物質を摂取することで、何らかの機能障害を起こすということになります。その物質の正体はTHCという成分です。THCは植物性カンナビノイドという成分で、カンナビノイドは人体に備わっている受容体に作用します。
THCは精神作用のあるCB1と呼ばれる受容体に直接結合し、知覚と感情の信号を弱めることにより陶酔作用をもたらします。陶酔作用は、日常のコミュニケーションや自動車の運転に明らかに支障をきたすため、機能障害の一つとして考えても間違いではないでしょう。
一方でCBDも植物性カンナビノイドですが、受容体には直接結合しません(間接的に作用します)。CBDにも気分を落ち着けるといった精神作用はありますが、知覚と感情の信号を弱めることによってではなく、自律神経の過剰反応を抑制する形でこれらの精神作用をもたらしてくれるのです。よって陶酔作用もなく機能障害があるとは言えません。
実は大麻自体の中毒性はそこまで高くない?
①他の物質との比較
大麻は使用が禁止されているのに、アルコールやタバコはなぜ禁止されていないのでしょうか。
中毒性を細分化して「依存性」「離脱症状」「切望感」「陶酔性」で他の物質と比較したとき、驚くべき事実が明らかになります。
- 依存:一定の物質使用や行為をくり返すことで、それが身体的、精神的になくてはならない状態になり、自分ではコントロールができなくなる状態
- 離脱症状:薬物およびアルコールなどの嗜好品を、中止や減量した際に生じる様々な身体的・精神的症状
- 切望感: 強く望み願う感覚
- 陶酔:心地よく酔いしれた状態
以下はアメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)のジャック・ヘニングフィールド博士の評価を表にしたものです。(数字が小さいほど性質が強いことを示しています)
離脱症状 | 切望感 | 依存性 | 陶酔性 | |
---|---|---|---|---|
ニコチン(タバコ) | 3 | 4 | 1 | 5 |
ヘロイン | 2 | 2 | 2 | 2 |
コカイン | 4 | 1 | 3 | 3 |
アルコール(お酒) | 1 | 3 | 4 | 1 |
カフェイン(コーヒー) | 5 | 6 | 5 | 6 |
THC(大麻) | 6 | 5 | 6 | 4 |
この表をみて分かることは、日本で合法とされているアルコールやタバコの方が、大麻よりも明らかに人体への機能障害を与える性質を持っているということです。
特に驚くべき点が、アルコールの陶酔性が他の物質に比べて突出して強いということです。なぜ、アルコールではなく大麻を規制しているのか分からなくなってしまいますね。
②なぜ日本では大麻が違法なのか
上の説明のとおりだとすると、アルコールが合法であって、大麻が違法である理由を説明できません。実は日本で大麻の使用が禁止されているのは、過去のアメリカ政治の歴史にも理由があります。
政治には予算確保と雇用という課題がつきもので、禁酒法が解かれたアメリカは、大麻草を違法ドラッグとして位置付けることにより、取締官の雇用創出とそのための予算を確保したのです。そして第2次世界大戦後、GHQの占領下にあった日本も、大麻草の取り扱いは禁止され、その名残が現在まで残っているというわけです。ただし、現在のアメリカでは合法としている州もあります。
CBDはWHOでも安全性認められている成分である
2017年11月のECDD会議にてCBDの事前審査報告書が公表されました。この報告書は、WHO事務局が定めた『精神作用物質の審査方法の手順』に基づいて作成された、国際的に権威のある文書です(以下にファイルを添付します)。
この報告書によると、CBDには人への有害反応、依存性、乱用可能性は研究によって示唆されず、事例の報告もないと記載されています。
CBDは必ず生活の力になってくれる!
冒頭でも述べた通り、CBD市場はまだまだ新しく懸念事項も多い製品かもしれません。しかし、その心配のせいで、なかなか1歩を踏み出せないでいるのことも、CBDを使用している私からするともったいなく感じてしまいます。
もちろん、CBDを入手する際は、信頼できるものを調べる必要があります。しかし、日本で販売されているものは、厳しい条件をクリアして政府によって許可されているものです。政府の基準も、もしかしたら完全ではないかもしれません。しかし私たちが抱える不安よりは圧倒的に信頼できます。
CBDの他の健康サプリと違う点は、ストレス緩和や痛みの軽減といった精神作用を、安全な形でもたらしてくれるという点です。その恩恵を享受するためにも、CBDを正しく理解して生活に取り入れてみてください!
以下の記事は、私が最も信頼しているCBDブランドについて紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
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