みなさんはHSPという言葉をご存じですか。HSPとは、人一倍外部の刺激を受けやすい気質を持っている方で、一言で表すなら「敏感さん」のことです。
HSPは刺激を受けやすいため疲れやすいです。しかし、考える力や想像性、共感能力については、かなり優れているといった特徴があります。
HSPの方を含め疲れやすい方は、普段生活している環境を改善することで、大幅に暮らしの質が良くなる場合があります。本記事では、なるべく疲れにくく、リラックスして生活できる環境づくりの具体的な事例について紹介していこうと思います。
☑なぜだか仕事に集中できない
☑家にいても疲れやすい
☑もっとリラックスして生活したい
☑HSP
HSPについて
日常的に疲れやすいと感じている方は、HSPの可能性があります。まずは以下のサイトでHSP診断を受けてみてください。
HSPは病気ではありません。HSPが疲れやすい日常を改善する第1歩は、自分がHSPであるということを受け入れることです。
HSPの特徴
冒頭でも少しで説明しましたが、HSPは外部の刺激を受けやすい気質をもった方のことです(病気ではありません)。外部の刺激とは、視覚、聴覚、嗅覚といった五感情報のほか、対人関係などで生じるストレスも当てはまります。
HSPは、一般的には内向的で、「積極性や主体性がない方」というふうに思われがちです。刺激を受けやすいため、その場で脳内での処理が追いつかず、すぐに行動できなかったり、言いたいことを言えなかったりする時があるのです。
しかし、その反面、考える力や、共感する力、想像性はずば抜けて高いという長所もあります。HSPの割合は約20%(5人に1人)と少数派であるため、むしろ貴重な人材であり、その強みを活かして多くの人々のために活躍する機会があるのも事実です。
HSPが成功するためには環境づくりがほぼ10割!
HSPは、刺激から解放され、リラックスできる環境を整えることが最も重要だと言えます。基本的にHSPは誠実で、他人を思いやることもできるので、環境さえ整ってしまえば自動的に成功に近づくと言っても過言ではありません。
自分にとって居心地の良い環境を徹底的に追求して、しらみつぶしに改善していくことで、それまで眠っていた優れた能力を仕事や人間関係の場で発揮することができるようになります。HSPがリラックスできる環境づくりのポイントは以下の2点です。
①自分にとって不快な刺激を可能な限りなくす
②自分にとって快適な刺激を増やす
具体的に説明していきます。
視覚から入る刺激
視覚は、五感の中では最も影響を受けやすいと言われていますよね。「百聞は一見に如かず」は有名なことわざです。
家の掃除をして視界から入る刺激を減らす
HSPにとって、無意識のうちに疲れの原因となっているのが視覚から入る刺激です。
視覚による刺激を減らすためには、自分の視界をクリアにする必要があります。そのためには、家や職場などの空間の掃除・整理をする必要があります。
必要なもの以外は目の届かないところにしまうか、捨ててしまいましょう。特に仕事をしている机(学生であれば学習机)の上は、必要なもの以外は置かないようにしましょう。机の上にものが多いと、多くの情報が常に頭の中に入ってきて、あれやこれやと思考を巡らせてしまいます。
自分の好きなものが目に映るようにする
HSPの刺激を受けやすいという特性を利用して、自分にとって心地良い刺激を視界に入るようにしておきます。
具体例としては以下のようなものです。
・スマホやパソコンのホーム画面を行きたい場所の写真に設定する
・家のカーテンや家具を自分にとって居心地のいい色にする(基本的には暖色がいいと思います)
・好きな動物の写真やぬいぐるみをそばに置く
・髪、肌、服装、くつ、かばんなど、自分の身だしなみに投資する(鏡に写る魅力的な自分)
ただし、自分が好きなものであっても多いとやはり疲れるので、厳選して決めることが重要です。
聴覚から入る刺激
聴覚から入る刺激は視覚から入る刺激に比べて影響は少ないですが、雷鳴や災害の警報音が前触れもなく突然やってきてびっくりした経験はあると思います。聴覚から入る刺激も可能な限りコントロールすることが、環境づくりに必要です。
聴覚から入る刺激をコントロールするためには、なるべく不快な音を減らす又はシャットアウトして、心地の良い音に転換していくことが重要です。一番はじめに自分にとって不快な音と心地の良い音を整理します。例えば、私の場合は以下のようになりました。
これらを踏まえ、次のような対策をしました。
BGMは歌詞がない又は洋楽など、言葉の意味が頭に入ってこないものを中心に聴くようにしています。歌詞の内容が頭に入ると、感情が入り思考を巡らす要因になるため、疲れやすくなってしまうからです。
また、上記は私にとっての対策であり、人によって異なります。読書を例にあげると、私は紙媒体の本がいいですが、タブレット等の電子媒体がいいという意見もあって当然です。自分にあった対策を考え環境づくりを進めましょう。
習慣化
不快な刺激を減らしたり、刺激を利用することを習慣化するというのも、環境づくりには必要不可欠です。HSPの方は、次のようなことを習慣化する良いです。(→は言い換えです。)
・家の掃除→不要な情報のシャットアウト
・運動→引き締まった自分を視ることで、より大きな自信が生まれる
・1日の振り返り→受け取る情報量が多く即座に処理できないので、処理の時間を設ける
・やることリストの作成→刺激に翻弄されても、やることを明確化しておくことで、行動を起こしやすくしておく
・瞑想→刺激に翻弄されないで、「今」に集中できるようにする
・読書→持前の考える力を活かして、様々なアイデアの材料にする
・1日に何も考えずリラックスする時間を設ける→脳の回復
また、リラックスをする手段として私は以下のようなことを習慣化しています。
〇毎朝コーヒーを飲む
〇毎日CBDをオイルを微量摂取する
〇毎晩寝る前に目を温める
CBDについてはこちらの記事を参考にしてください。
目を温めることの効果についてはこちらの記事を参考にしてください。
まずは家の掃除から
刺激をコントロールし、自分にとって最適な環境を作り上げることは、少し時間がかかります。しかし、小さな積み重ねで、自分にとってかけがえのない環境を形成するこ都ができます。
HSPの方は環境が出来上がってしまえば、後は自動的に成功に近づくと言っても過言ではありません。環境作りが10割なのです。まずは、一番手が付けやすく、効果が高い家の掃除から始めてみましょう!
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